スローライフの自覚

今日、不用品回収業者の人に来てもらって、洗濯機二つとマッサージチェアを持って行ってもらった。少し前に、中古の洗濯機を買ったのだけれど、あっという間に壊れてしまって、新品に買い換えたのでこのダブル出費イベントが発生してしまった。失敗と呼んでしまってもいいこのイベントで、いい収穫があった。

 

回収業者の人が、家に来るなり、「心が洗われる〜」と家周辺の自然を見て口にした。私たちが山に引っ越してきた経緯などを話した後、「スローライフなら、こんな場所もありですね」と言い、諸々お値段をおまけしてもらって、でかい3つの不用品と家を後にした。

 

その後、なんとなくドライブをして、コーヒーを飲みながら、衝撃の自覚をした。今、山の中に低価格で暮らしていることに慣れすぎて、「the スローライフ」な生活をしていることを忘れていたのだ。私は人と話すことに抵抗があるから、今の生活について会話の中で振り返ることもないし、最近は文章を書くとネガティヴになってしまうからほんっとうに書きたくなくて控えていた。とことん自分を見つめる機会を遮断して、そして何も分からなくなってしまっていたのである。

 

8月まで、キャンプシーズンで仕事が忙しかったこともあって、体が疲れていくとともに、脳内トリップする時間も減って、考えることがめんどくさくなっていたんだと思う。疲れている時に、ネガティヴになるのも当たり前っちゃ当たり前。だいぶ休息時間を経て、私は生き返りつつあるようだ。

 

最近は頭カッチカチで、「仕事するか、否か」ばかり考えていた。だけど、人生そんなにつまんない選択肢ばかりじゃないや。

 

ベランダの柵にペンキ塗りたい

キャンプして鶏肉を豪快に食いたい

韓国語のかわいい発音をもっと聴きたい

まだ食べたことないものも食べてみたい

海辺でしょうたとキャンプしたい

家族と旅行したい

 

もっといっぱい、叶えていくたびに増えていくんだと思う。

程よく見れる、夢。少しだけ気持ちを浮き立たせてくれるような夢。

 

忙しい世界からの憧れ、大学生の私の憧れだった「スローライフ」の中で、ここじゃないどこかを求めてしまう心をも楽しみながら、生きていけたらいいなと思った1日でした。