遠慮しないで!と怒ってくれる。

今日もいい日だった。辛麺を食べにいった。懐かしかった。はじめて「わたしが知ってるお店」に相棒を連れて行った。美味しいと言ってくれた。わたしは居るんだと思った。

 

食べている間に、学生時代の話をした。それを食べに行った話ばかりだったけれど、わたしだって懐かしいことがあるんだと思った。人っ子一人と話すことが難しい今のわたし、多分他人と目的を共有していないから難しいのだと思うし、今必要がないのならしなくていい。でも、人と話していた過去があるのは安心した。高校時代を旅した時間だった。

 

店を出てすぐ古着屋さんがあることは知っていた。わたしは服が好きだ。なんだって着たい。あ、あそこ行きたい。でも無理なら大丈夫。というと、今遠慮したでしょうが!遠慮しちゃダメ!と怒られた。もう「辛麺を食べたい」って一つの願望を叶えてしまったから、次はあなたの願望でいいよ、と言いたくなってしまった。ごめんねぇ。連れて行ってくれた。

 

1時間くらい、そこにいたんじゃないかな。4着買った。興味のあったベストのコーディネートをしたくて買った。たのしかったー!待たせてごめんね!って車に戻ったら、ご機嫌そうにオーディオブック聴いてた。彼は彼で楽しんでいた。楽しそうでよかったーというと、そうよー俺は俺で楽しむんだからねーと言われた。いつも誰かの心配ばかりして、自分に100%できてないときがいっぱいなんだなあって思った。

 

帰りに灯油を入れた。ペーパードライバーだからガソリン入れたことなくて、灯油入れるのはやってみたい!と思って、やる!と言った。まあ彼がトイレ行きたいって言ってたから優しさのつもりで自分の欲望を吐き出した。ごめぴ。結構、なにかするのってやりたいからなんだよなあ。

 

多分いつだって、わたしはたくさん遠慮をする。今日だって、わたしチョイスのお店はこわかったし、二軒目もわたしのチョイスってびびったし、入れたい!って言わずにやってあげる!に変換してた。

 

ずるいなーって思う。迷惑かけたくないと思ってやったことぜーんぶ、結局迷惑。どうしたって影響するんだから、ぜーんぶ迷惑だし、やっちゃったらいいのに、と思うけれど。遠慮に気づかない。ごめん、いいから、わたしの願望なんか。って。

 

でも自分の時間、スッゲー楽しかった。ずっとやりたかった。服選びとか、今日食べたやつとか、ドライブとか、山に篭りながらも、本当はやりたいなーって思ってた。多分、分かんない、彼の欲望のまんまかもしれないけど、今日はすごく思う存分楽しんでね〜ってしてくれてた気がするんだ。今日は楽しんだ、そしたらまたやりたいことができた。それはお家でできるし、ゆっくりやっていったらいいんだと思う。

 

ありがとうね。いつもありがとうって思っているけれど、今日はありがとうってずーっと言いたい。

 

生理が近くなる。体温を測ったら、カフェインはやめたりして、対策をしていこうとおもう。徐々に体調は悪くなって、機嫌も最悪になっていくだろうけれど、そんな日が訪れる前に取れた最高の1日だった。うれしかった。泣きそうだった。大きな波。毎月くる。つらいけれど、向き合っていこうと思った。大切にする。大切って、あまりよく分からないけれど、学んでいこうと思うの。

 

今湯たんぽで布団を温めている。今日もきっとぐっすり眠れる。よし。ありがとう、今日。ありがとう、相棒。ありがとう、世界。終わる日まで、生きるよ。

 

ありがとう。