なみ

人と生きるのは難しい。

 

実家なり、職場なり、どこか人の中なりは、生活が混じり合う。なぜかわたしは、その混じり合いでできた波の上にいる気持ちになる。わたしも生活波の一つであるだけなのに、なんで上にあるんだろう。

 

その中に溶け込んで、でもわたしを探している心だけあって、ぼわぼわした雲みたいな不安定さに耐えられなくなる。

 

悪魔とのおしゃべりで

人とわたしの線を思い返して

こうやって文を書いて

ちゃんとわたしはあると確認する。

 

コーヒー飲んでのんびりしたかったりするのは、その両方を邪魔されることなくしたいから。別にコーヒーが飲みたいわけじゃない。のんびりしたいわけじゃない。

 

また生きるために、戻って行く場所。