自分を身につけること

今日は買い物に行った。作家としての格好を、わたしの思う作家のイメージで、テンションが上がるように、アイテムをそろえに行った。

 

イメージのつくように、赤いお花のピアスをつけていった。途中だった刺繍に、ビーズをさして、朝から作った。ずっと手につかなかったそれはとてもたのしかった。前髪を巻いて、ポニーテールにした。

 

ワンピースが狙いだった。ワントーンのシンプルな、でも可愛くて、アクセサリーが映えるやつ。あるひとつのブランドで、店員さんに声をかけられた。何気ない、試着もしてみてね、ということだった。

 

何店舗もまわったなかで、そこだけ声をかけられたから、2着ワンピースをとって「試着してみます」といった。いつもは試着しちゃうプラス声をかけられていると、買わなきゃ、が走ってしまうから、買い物は疲れていたのだけど、今回はこだわりがあったから、妥協できなかったから、もう嫌だったらいやー、やめときますって言えばいいんだって思えたから、声をかけられた通りに安心して試着できた。

 

白いワンピースはめっちゃかわいい。試着を終えた後に、「どうでした?」と聞かれた。「とてもよかったです。」といった。そこでこのピアスが映える服を探していることを話した。自分で作っていて、作家になるので、それを探してる。そしたら店員さんも自分も人形を作っているのだ、という話をしてくれた。

 

「これ」を作っている、と身につけて歩くこと。それが好きな人が引っかかっていくポイントのような自分でいること。それは名刺よりもなによりも大切な表現だと思った。

 

店員さんとのご縁だし、白いワンピースは最高なので、そこで買い物をした。とてもたのしかった。自分が生きた自分でいることは、イオンの中の買い物でさえも、こんなに輝かせてくれるんだなって思った。

 

自分でいることは、めっちゃ恥ずかしいレベルの高いことだったから、なろうなろうと長い間言葉で説得させながらどうにか生きていたけど、そんなのもいらない。なっちゃえ。テンションが上がる状態の、わたしでいられればいい。それは次につながる。次のステップに絶対になる。

 

そんなテンションで、くつもぼうしもいろいろ買った。はるちゃんは、生きていきます。

 

っていう、流れをちいさく、ゆっくり確かめながら、焦らずに、のんびり、時に身を任せて、楽しんでいけたら大幸せです。