基礎

鍵編みを、最近はゆっくり、学んでいる。じっくり時間をかけて、帽子を作っている。一つ目は失敗した。基礎がうまくいっていなかった。だから今日作り始めたのは、基礎っぽいものをもっと丁寧に作ってみた。

 

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いつかは、花を鍵編みで作りたい。本も出ているから、多分なぞればできるのだけど、なぞるだけじゃなくて、ゆっくりじっくり、休みながら、考えながら一つずつ作っていったら、いいと思えるものに出会えると思ってる。

 

アイスでも食べながら、時々パンをこねながら、もっともっと学びたい。これがわたしの勉強タイムなんだと思う。学校。家はわたしの学ぶ場所。突然、大学生だった自分を思い出す。成功しなきゃ、と思ってたけど、別に成功させなきゃいけないことを決められていたわけじゃないあのころ、理想だけを振り回してよく分からなくなったあのころ、もっとアイスでも食べて、ゆっくりしてたらよかったのかもしれない、と思ってみたりする。

 

だけどそれも、ここに来たから思えたことで、あの頃も決して悪くなかったんだろうと思えるのは今のわたしがそんなに落ちていないからだと思う。それだけ、環境が合っている。

 

 

 

だから、もっと編むし、もっと縫うし、もっとこねるし、もっと食べる。ここにいるから、心置きなくそれができる。それをするために、ここにいる。ここにきた。

 

よく分かんなくなるけど、それってすごいことだから、もっとできるだけここにいたい。